責任者、係員別に、また宿直者の日々の業務の概要を書き出してみました。
一例ですので、参考程度とお考え下さい(^^;)
責任者の場合
取りあえず宿直現場の場合は、朝礼を行い前日の宿直者から引継ぎを行うのが、最初の仕事と言うのが多いかと思います。
私が勤務している現場は、配属当時から朝礼の引継ぎは比較的きっちりしていた印象です。
昔の職人気質の人が多く、挨拶はそこそこで不愛想でも、仕事に対しては意外とマジメだったのかもしれません。
どちらかと言えば、私が責任者をする様になってから、一時期ルーズになっていた様な気がしなくもないですし(笑)
そもそも、人を引っ張っていく向きのタイプではないのですよ(*´▽`)ハハハハハ
自身の反省は、さておきw
現場責任者や、副責任者などの場合は、前日の引継ぎや作業記録を確認し、業務報告などの日報を作成するのが、普段の流れとなります。
当然、オーナーへの報告に急を要する場合は、口頭で報告したり、最近ではビジネスチャットなどを利用しての連絡網も活用されている現場もあるかと思います。
定期的なオーナーとの打ち合わせも、ZOOMなどオンラインを使用するなど急速にリモート化が進んだのが、コロナ禍の影響と言う何とも言えない要因なのは複雑なところです。
まぁビルメン界隈は、コロナ禍の真っ只中でも、リモート勤務がほぼ意味をなさない事から、比較的仕事が普段通り続いていたという、ビルのインフラを支える業務といった性質も持ち合わせています。
蛇足が多過ぎて、話が先に進みませんが、まずは、報告業務を行うのがルーティーンになるかと思います。
係員の場合
朝礼などの引継ぎで、球切れやトイレ周りの不具合がある場合は、優先的に対応をすることになると思います。
基本的には、責任者の指示を受けて、それらのタスクをこなしていくという形になるかと思います。
中堅の係員ともなれば、主任の指示を待たずに、自分で対応の順番を振り分けて対応していく事も多いかと思います。
その様な状況は、責任者から見ても任せておけば大丈夫と、管理しなくて良いので楽かと思ってしまいがちで、「信頼している」と言えば聞こえは良いですが、一時期、私の現場でも、作業ミスや、電気関係の短絡事故などで、トラブルが続き、問題になったことがありました。
それ以降、再発防止で、十分ではなかった責任者が作業全体を把握しておくという基本に立ち返り、現場全員の安全意識も再確認し、何とか事故等はなく、日々の業務を何とかこなしているという、現在に至ります。
仕事を覚える為には、自分で考えて仕事をして貰いたいという気持ちと、安全、無事故の為にそこまで事前説明と管理が必要かという思いもあったりしますが、ビルメンの日常でも安全第一はもちろんですし、業務のトラブルなどあれば、その処理に余計に時間を要するのは言うまでもなく、その辺のバランスをどうするかは、なかなか難しいと感じる毎日です。
外から見れば、ビルメンの仕事は待機メインで楽している。みたいな見方をされる場合もありますが、失敗して覚えていくなどとゆるい事は言ってられない、昨今のシビアな業務環境に思っていたのと違うと感じる配属者もいて、定着率も改善しない要因の様にも感じています。
まぁ、他の業界、界隈でも同様に世間の目がシビアになり仕事がやりにくいなど、よく言われる話かもしれません。
はい、全然、ビルメンの日常の話ではなくなっていますねw
宿直者の場合
これは、現場の業種などに大きく左右されるかと思いますが、ビジネス街のテナントビルなどは夜になれば人も少なくなり、比較的ゆっくりできる状況となるかと思います。
同じテナントビルでも、繁華街のビルなどは、閉店時間までは動きがあるかと思いますが、実際配属された経験はない為、聞いた話程度になりますが、日中とは違い突然のトラブルでない限りは、そこまで忙しい状況もない場合が多い様です。
ホテル現場の場合は、当然夜でも客室などに不具合があれば対応を必要とし、基本的にはフロントが接客対応はすることになるものの、宿泊者の前でシャワー水栓を修理などを行う場合は、まさに針のむしろでなんともいたたまれない状況になります(笑)
個人的には、これが一番苦手です(笑)
まぁ、そもそも事前に点検しておけよ。と突っ込まれる事案ですが、日常メンテなしの業務形態の場合は、そりゃトラブルも出ますわなーとw
病院現場の場合は、もう想像でしかないですが、まぁ大変なんだと思います。容易に想像できます。看護師長が怖いって聞きます(笑)
そりゃ命を預かってるんだから当然なんですけど、そういった緊迫感の中、医療関係者と同じクオリティーを要求さえれる環境と考えると、病院現場手当と言った形での対価は必要ではないかと思います。
それぞれ、現場の業種、業態により、勤務状況も様々となるのが、当然で当たり外れがあるのが現実ですかね~。
それでもビルメンの場合は、仮眠時間はある程度確保されているのが、通常かと思います。同じ現場の警備さんなどは、深夜、早朝も交代で勤務されていますからね。
宿直明け残業日勤者の場合
宿直勤務をした事のない人に、この話をすると「え!?どういうこと?」ってなって話が長くなりますw
簡単に説明すると、「宿直勤務・9:00~翌9:00(仮眠時間有)」本来は、そのまま翌日の勤務者に引継ぎを行い、「宿直明け休み」として業務終了となるところですが、そこから日勤者が足りていない場合、「明け残業日勤・翌9:00~翌18:00」と日勤者分の仕事を行います。
まぁ「残業は絶対しません派」からしたら、「違法だ~、ブラックだ~」などと叫ばれるんですけど、人員不足で割と実際はあるんじゃないかと思います。
当然、労使協定等で同意があり、割増料金が支払われるのが前提ですが、ネットで調べていると一概には違法だとは言えないとの見解が多い印象。
実際には、「稼ぎたいので残業したい派」がいるので、それらの人が引き受けて、「残業は絶対しないぞ!派」が残業しなくて済むようにして、暴動は抑えていますが、まぁカラダを壊さない様にする配慮は大いに必要な状況なのは間違いないですね(^^;)
そこまでしないと稼げない、ビルメン業界の待遇改善も必要でしょうかね~w
以上、好き勝手に文字にした為、ビルメンの日常というタイトルと内容に、齟齬がある様に感じますが、数あるビルメン現場のひとつの一面だとお考え頂ければと思います。