ビルメン

ビルメンと健康

比較的、業務がラクと言われがちなビルメンですが、私個人の意見としては決してそんな甘くはないと思っていますし、宿直勤務をするが故の身体的負担もあったりします。

ビルメン歴30年の私が思う、ビルメンのここがカラダに堪えるという部分を書き出してみました。

色んな場所、色んな理由で、腰を痛める

椅子に座る時間が長い

中央監視室に詰めて勤務する事が多いビルメンですが、監視盤の前に椅子に座って居ると、割と腰を痛めます。

いやいや、普通のオフィスワークでも一緒やん。と突っ込まれそうですが、一般の仕事と違う部分があるんです。

そう、宿直勤務です。

宿直勤務で、椅子に座って居る時間も必然的に長くなり、仮眠に入るころには忙しさとは一切関係なく、腰を痛めていたりします。

まぁこの辺は、勤務体系にもより、適宜交代する体制になっていれば、まだマシなのかもしれませんが、適宜小休止を取っていても年齢と共に、無理がきかなくなってきます。

単なる歳のせいだろと言われれば、まぁそうなのかもしれませんが、共用の椅子に長時間座る事になる状況が、負担になる一因になるパターンが多い様に思います。

球替え作業などによる、重作業

これも現場によりますが、高い場所の球切れ交換などで、長尺脚立を持ち運んだり、ローリングタワーを組み立てて作業する場合など、腰に負担を受ける状況もあったりします。

ローリングタワーとは、車輪が付いたタイプの組み立て式の高所作業用足場ですね。

階段の踊り場やエスカレーター途中の天井にある、照明の球替え作業などは、その位置に持ち運んで組み立てるなどの作業を、現場の作業者で行う場合も多いかと思います。

そこまで頻繁に行うことはない作業かもしれませんが、普段からカラダを動かしていない場合などは、地味にハードに感じてしまうかもしれません。

電動リフトなどを導入している場合もあるかもしれませんが、平面移動が電動のタイプの場合は問題ないかもしれませんが、一般的には平面移動は人が押して移動させて、昇降のみが電動や油圧式と言うのが、多いか思います。

その場合に、押して移動させるだけですが、割と重労働だったりするかと思います。

まぁ、大変なんです~と書いてて思いましたが、ビルメンって貧弱なのが多いのかw

現場の年齢層によりますが、若手と言えど40代メインだったりしますからね、ビルメン現場は・・・(^^;)

私も30年勤務という事で、普通に年齢を推測して頂いてもわかる通り、いい歳になってきているので筋力低下は感じており、腰痛防止に筋トレには励む様にしています。

狭所での作業

現場や、業務形態などで変わりますが、空調機内や天井裏での作業などで、屈んだりムリな体制で作業をすることにより、腰に負担を掛ける事もあるかと思います。

そんな作業する事はないという、現場も多いかもしれませんが、する事がある場合には、腰痛の要因になりそうな状況ではあると思います。

地味に、照明器具などの補修作業でも、脚立に乗って上を向いて作業をするのが、負担になったりもします。

まぁその場合、主に首や肩が凝ったりする状況になるかと思います。

電気工事を主にされている方などにしたら、「そんなことで・・・」と言われてしまいそうですが、ビルメンの場合、普段照明器具の取り付けなどを行っている訳でもないので、余計に負担に感じてしまう様に思います。

お腹を壊す

宿直業務に対する慣れや、人によっても胃腸の強い弱いもあるのかもしれませんが、宿直業務を行うと結構な割合で、お腹の調子が悪くなりがちになります( ;∀;)

これは宿直業務の宿命と思っていますが、人の身体はきっと仮眠があったとしても、24時間の労働に耐えられる様に出来ていないのだと、私は思いますw

真夏などの場合は、それほどハードな業務に就いてなくても、非常に高温になるボイラー室や空調機械室など、業務環境が悪かったりするなど、体力を消耗する場合も多くなります。

それに加えて、長時間拘束と労働とで身体的負担は多くなります。

宿直業務を行う場合は、通常の年一回の健康診断以外に、半年に一回、健診項目は少ないながら、健康診断が追加される事を考えても、宿直や夜勤者は身体的に負担がかかるから注意が必要という事でしょう。

まぁ日勤作業がメインの場合も、外回りの猛暑日にクーリングタワーを点検、清掃をする場合なども、作業終わりに大量の水分補給をするなどで、お腹の調子は悪くなったりするかもしれませんw

建築、土木関係の業界の方なんかは、日中はほとんど外での作業という過酷な状況が多いでしょうし、「そんなことで、何言ってんだ・・・」(2回目)ってなもんでしょうが、実際負担に感じているビルメンの方も多いのではないかと思っています。

ストレス

これは、ビルメンに限らずのことかもしれませんが、まぁ色々ありますw

そもそも、このストレスのせいで、腰痛やお腹を壊してたりする場合もあるんじゃないかとは思っていますw

昔の様な、あからさまなパワハラなどは、今となっては行われていないかと思いますが、実際に現場で働く係員が、ストレスなく働いているかと言われれば、自信をもってないとは言い切れず、それぞれに人付き合いなどで、大小あれどストレスは抱えているのかとは思います。

当然、責任者や電気主任技術者に選任されている場合なども、それ相応の立場に置かれることになり、ストレスフリーとは行かないのは、言うまでもないでしょう。

まぁ、この辺は、プライベートで発散させるなりで、上手に生きていく他、無いのかとは思います。

それらを全部無くす為には、極論やはりFIREなどで、仕事から早期リタイアするしかないのかと思います。( ゚Д゚)ファイヤ-

ただ個人的には、完全に給与所得が無くなったと考える方が、よっぽどストレスになるんじゃないかと思ってしまいますが、そこは資産所得が生活支出を十分に賄えるほどになっていないから、見えていない世界なのかもしれませんが・・・。(u_u)

その他の加齢に伴う持病

今の現場の状況としては、比較的定年世代が退職し世代交代が行われた事もあり、そこまで病気あるあるなどで盛り上がる事も少なくなっています。

50代から60代の方が多く在籍していた頃は、この病気に気を付けろと言った話や、過去の病歴を自慢する訳ではないでしょうけど、経験した話で盛り上がったりするのが、割と多かったりしていました。

まぁ、今となっては自分たちがその世代になりつつあります、ってか、もうなっているのが現実ではありますが・・・。( ;∀;)

当時、若かった私には、そんなもんかー程度にしか響いていませんでしたが、今聞いてみるとまた違う感想になる様な気もします。

ま、この辺は、自分の親から聞く場合もあるでしょうし、ビルメンに限らず人が年を取れば、あちこちに不調が出てくるのも当然の話なので、わざわざ書く話でもないかもしれませんが、何だかんだビルメンの業務もカラダが資本である思いますし、健康を維持して長く元気に働いていきたいところです。

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