ビルメン

ビルメンに向く人、向かない人

最近、ビルメンと言う職業に就くにあたって、この特性は大事だな、などと感じたことがあったので、少し考えてみました。

コミュニケーション能力

結局それかよ、と言われてしまいそうですが、社会人をして行くなら同僚や客先とのコミュニケーションは最低限必要となるでしょう。

そりゃそうだ、当たり前(^^;)

まぁ、イメージにたがわず、ビルメン界隈には人付き合いが苦手な方も多いのは確かで、あまり前に出ていく事が得意でない方が居るのも事実かもしれません。

それを特に感じる様な聞いた話ですが、新規現場に配属時にひとりの先輩から無視をする様な対応を受け、業務も教えてくれなかった様です。

しかし、その当事者がコミュニケーションおばけだった為、無視されても気にせず普段通りの対応していたところ、その無視していた先輩にやたらと気に入られた様で、その後に当事者が都合により現場異動をする事になった際は、逆に泣いて見送られたという、「人付き合いが下手やな~。」と言うエピソードがあったりします。

この場合は、当事者が上手く立ち回った例ですが、先輩と言えどその様な対応をされた場合、現場係員のトラブルに繋がる様な状況が潜んでいるのは確かで、そういう人が少なからず居るというのもビルメンの実際かもしれません。

またコミュニケーション能力が要求される様な場面を、上手く避けて長年ビルメンに就いているベテランの方や、ひとり現場でオーナーとの関係が構築できている場合は、それほど求められない能力かもしれませんが、基本的にはそれ相応の能力が必須になるかと思います。

そういう私は、自称コミュ障なので、今時のオンライン会議なんかは、まぁ苦手意識がすごいですけどねw

まぁ現場に長く配属されている事もあり、オーナーさんにもいい関係を築いて頂いている為に、そこまで負担感なく業務を行える部分は大いに有り、感謝すべき環境なのかもしれません。

業務上の安全作業などを行う上でも、日々の報告・連絡・相談は重要となりますし、社会人をする上で必要な仕事だと割り切って、コミュニケーションを取りつつお互い気持ちよく業務を行っていきたいものです。

どこでも寝れる能力

いや、勤務中に中央監視室で、人にバレずに寝れる能力ではないですよw

宿直勤務がある場合に、仮眠室などでストレスなくすぐに寝れる能力は、ビルメン必須のスキルという話ですね。

これも当然、現場によって様々かとは思いますが、警備さんなどが深夜も交代勤務で24時間業務を行っているのに比べて、ビルメンの宿直の場合は仮眠時間が設定されて、何もなければ仮眠時間として業務から解放されることが多いかと思います。

そういった場合に、朝の立ち上げ業務が始まる時間までは、仮眠室等で仮眠する事になるかと思いますが、布団に入ってすぐに寝れ、起床時間になればきっちり起きる能力が、宿直勤務のある現場に所属された場合は、地味に重要になってくる様に思います。

私の場合も、若い頃は宿直時に寝付けない日も多く、かと言って自由に外出ができる訳でもないので、時間潰しに仕方なく深夜にパソコン仕事を行ったりして、ある種のサービス残業みたいな状況になったりもしていました。

まぁ、最近は時間になれば寝れることが多くなり、また寝つきが悪くて多少仮眠時間が少なくなっても平気になりつつあるのは、年のせいかもしれませんがw

なんにしても、宿直という勤務形態が合わずに、カラダを壊してしまっていては本末転倒ですし、本人の頑張りとは別の部分ですが、適正として仮眠する能力があった方がいいのは間違いないかと思います。

また、聞いたある現場の話で、日勤現場で22時業務が終了し、宿直勤務ではないけど、そのまま現場に居てもいいという取扱で、わざわざ帰宅しない人も多い。という現場の話を聞いて、それは逆に宿直の方が楽なんじゃ?と思った事があります。

その場合、宿直現場でないが故に、仮眠室もきっちり完備されていない状況で、控室などで寝床を確保して仮眠をしている状況で、なかなか大変な勤務体系だと思った覚えがあります。

ビルメンに関わらず、プライベートの充実や、仕事を続けて行く為には、カラダが資本ですし、より整った環境で業務を行えればと望むことには変わりありません。

コツコツと変わらず業務をする能力

どちらかと言えば、変化が多い状況に負担を感じた為、この項目を思い付いたんですが、個人的に一定期間毎に作業現場が変わる施工の仕事などは、大変だなと感じてしまう為、毎日同じ時間に同じ現場に向かう事が苦にならない人は、ビルメンに向いているかと思います。

これもビルメンに限らずの話ですが、新たな現場に向かったり、新たな人と出会ったりする場合に、楽しみにできる様なタイプの人は、営業職などが向いているイメージがあります。

決してそういった人が、毎日変わらない業務や、同じ人との環境を嫌うかは、別の話かもしれませんが、ビルメンの業務の性質上、日々変わらず業務をこなしていくという部分は多く、適正的にはそういうのが苦にならない人が向いているのではないかと思います。

そう感じたのは、一定の資格を取得所持をしていると、否が応でもセットでついてくる講習を受講する際、交通ルートを確認したり、最寄りの駐車場や駐輪場を検索して、空き具合はどうかななど、余計な心配をする事が面倒に感じたのがきっかけでした。

毎日、同じ時間に何も考えずに通勤できる幸せと言うんでしょうか。

はい、書いていて思いました。完全に社畜と化しているよな。とw

いいんです、それなりの対価は貰っていますから、いいんです~(笑)

ビルメンの場合、そこまで単調な作業が続くという事は少ないかと思いますが、日々の業務がトラブルなく設備を管理するというどちらかと言えば地味で、裏方の仕事である事に違いはないでしょう。

まぁその様に刺激が少ない業務を日々過ごしていると、気を付けなければならないのは、いつもの惰性で生活をしていると刺激がなく、脳の老化に繋がるなどのイメージもある為、その部分において注意が必要かもしれません。

少しゆっくり待機しすぎて、いざトラブルが起きた場合に、頭が思う様に働かないなどは、無い様にしなければなりません。

と言うと、やっぱりちょっと寝てたんじゃねーのかよ、などと誤解を生むかもしれませんがw

稼ぎにはあまりこだわらない能力

ムリに何かを書こうとして、おかしな方向へ行っているのは、きのせいです、きっとw

稼ぎはそこまで追従しないので、残業などはお断りですよ~。という能力です!?

能力と言うか、生き方ですかねw

最近は、QOL(クオリティー・オブ・ライフ)を向上させようという事で、本業は勤務時間はそこそこで、給与もそれなりでいいので、その他の時間をあまり費用を掛けずに自分の好きな時間として使うという生き方もあると、人生の自由度を求める人が多くなってきている様ですね。

まぁ人によっては、稼ぎを追い求めることで、結果的にQOLが向上したと感じる方もいるでしょうし、どちらかと言えば私もそちら側の考えかもしれません。

ただそのせいで、ビルメンで稼ごうとすると、残業は受け入れてという形が多いかと思いますし、それでは当然、自分の時間が削られることになります。

それでも、スキマバイトなどで仕事をするよりは、本業で働いた方が時給も高いですし、そうしてビルメン業界の中では割と稼いできた方だと思っております。

また現場の欠員状況などによっては、自分の意志とは関係なしに、残業する様に責任者から指示されることもあるでしょうし、会社組織の一員である以上、自分でコントロールする範囲に制限があるのが実際かと思います。

その中で、可能な限り自分の人生を自分の生きたい様にしていければいいのにな、と思うのは理想論であるかもしれませんが。

とは言え、生きる為には、先立つものが必要なので、ビルメン業界の待遇改善にも淡い希望をもって、業務をこなしていければ幸いです。(; ・`д・´)ナンノハナシ

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