ビルメンを続けて30年になりますが、定年を65歳までとしても、残り15年は働くことになります。
これからの世の中、カラダが元気なら働けるまで働いて収入を得よう。とする声がある一方、逆にFIREの様に必要な資産を作ったら早期リタイアをしようとする人がいたりで、ある意味選択肢は様々と言った様相でしょうか。
私自身が、今FP3級資格の勉強をしている最中という事もあり、今後の人生をどう設計するかと言ったライフプランニングを考えてみることにしてみました。
人それぞれ、今置かれている状況や前提条件などが違うかと思いますが、何かの参考になれば幸いです。
因みに、正確なタイトルは「50歳からのぼっちビルメンの人生設計」という事になり、家族の生活費とか子供の教育資金とかの条件は一切含まれていませんので、悪しからず(笑)
定年までビルメンを続けるパターン
何も考えずに今の生活を続けた場合、このパターンに自然となっていくかと思います。
今の給与や、環境を考えると、ストレスも少なく仕事に取り組めていますし、この状況が続くならば、特に問題はないと思える状況ではあります。
100%ではないが、80%は満足できていると言った現状だと感じているからこそ、転職などもする事なく現在に至るといったところでしょうか。
現状、私個人としては、ビルメンにしては給与は頂いている方だと思いますし、そこまで不満はない状況ながら、「残業代は麻薬」などと言った言葉を耳にする事もある通り、長時間残業で稼いでいる現状が真っ当な状態でないのは否定できません。
そこまで肉体的や精神的に負担は感じていませんが、それも年齢と共に無理が出来なくなってくる時が間違いなく訪れるという事は、頭の隅に置いておかなければいけないのかもしれません。
その上で、上級資格は諦めずに目指しつつ、15年今の会社で勤務しつつ定年を迎えると言う、文字にしてしまうと何の面白みもない人生を送るプランになります(笑)
まぁ本来、プライベートを充実させる収入を得る為に、仕事を頑張る事になる意味では、仕事面で言えば淡々と耐えて続ける事が必要になるのは仕方ないところではあります。
また、いまの多くの責任を引き受けた状態で定年近くまで働くと言うのも、年齢を重ねていくと厳しいかもしれないと感じたり、もう少し体力的にもゆっくりできる現場に異動したいなぁなどと考える場合もあるかもしれません。
まぁそもそもそんなに都合よく楽な現場があるのかと言う疑問も残りますが、実際にその歳を迎えてみて初めて気付く事もあるんだろうなという思いもあります。
実際、最近の老眼具合には、我ながら歳を感じずにはいられなくなっており、さっさとメガネの近視の度数を落としに行けばいいんでしょうけど、謎に抗う自分が居たりもします。
ま、実際は、新しくメガネを新調しに行くのがめんどくさいだけな部分もありますけどねw(それがもう歳のせいw)
少し話は変わりますが、どこかの発信者が、「会社員の給与は安定しているが、安く定まるとも言う。」と言う趣旨の事を言っていて、あーなるほど、そういう考え方もあるのか。と、大いに納得したのと同時に苦笑いしてしまいました。
その真意は、個人事業主などに比べると、収入の上限が限定的と言う意味で、会社員や労働者として働くことがダメと言う批判ではない事は、念の為にお伝えしておきます。
30年もサラリーマンをしていると、いまさら個人事業主で何かを目指して事業を起こすなどと言った野望が湧き上がる事はあまりなく、今の給与と同等の収入をそれらで稼いでいけるイメージも持てないのが、実際のところかもしれません。
ただ、一度の人生なので、「今の会社だけで定年を迎えて本当にいいのか。」と言う自問自答は常に続けていく事も必要だと、再確認をしたところではあります。
脱サラを目指すパターン
前の項目でも話しましたが、いまさら個人事業主で何かを目指して事業を起こすなどと言った野望も気力もそこまで持ち合わせてはいません。
そもそも、最近「脱サラ」と言う表現自体を聞かなくなっていますが、言い方が変わったのかと思い調べてみましたが、別に全く使わなくなった言い回しではない様ですが、「フリーランスに転向」などと言う表現を使う事が多くなった印象ですね。
個人的に認識を再確認・・・
「サラリーマン」=「雇われ労働者」
「脱サラ」=「脱・サラリーマン」=「脱・雇われ労働者」
「フリーランス、又はマイクロ法人設立」=「非雇われ労働者」
という事で間違いない?w
また脱サラするにしても、チャレンジするならスモールビジネスから始めるべきかと思いますが、ビルメンでスモールビジネスと言う形は中々にハードルが高そうに感じます。
ビルメン系で言うと、民泊の清掃代行などは小さく始められると聞きますが、最終的には価格競争になりそうなイメージですし、そもそもビルメン(設備管理)じゃないしw
ビルメンや資格を活かすなら、電気管理技術者を目指すのもいいかもしれませんが、資機材を揃えて準備をする事を考えると、保安法人所属でいいのでは?と感じたりもしてしまいます。
しかも、2023年10月から始まったインボイス制度に伴い、以前にも増して脱サラハードルが上がった様な気がするのは、きっと気のせいじゃないはずw
それに加えて、FP3級の内容を学んでいても、サラリーマンであるが故に、享受できているメリットも多くある様に感じます。
まぁそもそも論、メリットがあるから脱サラする、デメリットがあるからしない。と言う考えは、そもそもおかしいのかもしれませんが、個人事業主として自分で稼いでいく道と言うのは、相当強い気持ちが必要なんじゃないかと、あらためて感じています。
まぁこの辺は、脱サラをする強いメンタルを持っている訳でもないサラリーマンビルメンが、行動も起こさずに特に根拠も説得力もなく思っている事なんで、軽く聞き流して頂く程度が良いかもしれません。(^^;)
色んなFIREを模索するパターン
経済的な自立により、早期にリタイアする。「Financial Independence, Retire Early」
略して、「FIRE」
主に、一定資産を確保し、その資産所得で生活費を賄い、仕事に縛られない生き方をする。事を指す言葉になります。
そして、FIREにも次の様な形があると言われています。
「FIRE・フルFIRE」
- 今の生活レベルを資産収入で、十分維持できる資産を確保する
「サイドFIRE」
- 資産収入をベースとしながらも、一部の生活費を副業やフリーランスで稼ぐ
「バリスタFIRE」
- 資産収入をベースとしながらも、一部の生活費をパートやアルバイトなどで稼ぐ
「コーストFIRE」
- 60代になってリタイアできる老後資金の確保を目標にして、それに向かって働く
「リーンFIRE」
- 質素な生活と倹約をしながら、資産収入のみで生活費を賄うという
「ファットFIRE」
- 豊かな生活を資産収入で賄えるほどの、十分な資産を確保する
いずれのFIREを目指すにしても、最低ラインとして5000万円程度の資産を作ることが必要となってきます。
そして、フルFIREやファットFIREは、その他のFIREと比べても倍以上の資産を必要としますし、完全に別枠と考えてもいいくらいでしょう。
更に、「サイドFIRE」「バリスタFIRE」「コーストFIRE」については、早期リタイア(アーリー・リタイア)してないじゃないかと言う、ツッコミも割とありがちですw
まぁ、フルタイムの仕事に囚われず、自分の時間を大切にした生活は実現可能かと思いますし、それを理由に否定するものではありません。
5000万円を確保し4%ルールに従うとすると、年間200万円、毎月に均すと月16.7万円の資産所得が期待できるという事になります。
(当然、確実に補償されたものではありませんし、相場次第で元の資産が大きく目減りするリスクを含みますので、十分その内容を納得した上で各自で判断してください)
そして、令和6年度1月から始まる新制度のNISAを全て埋めるのは大前提となります。
あわせて、投資自体は50歳から始めても遅くないと言われていますが、
必ず余剰資金、かつ15年以上という投資期間を確保した上で、長期投資を行うことが大原則
な点についても、再確認しておきたいところです。
しかも、その上で資産所得に課税していこうと言う動きも今後出てくるとも言われていますから、そこそこの資産を築いたとしても前途多難な世の中である事は間違いありません。
そもそも、ビルメン界隈に身を置いて、それを達成するには相当な覚悟が必要となりますねw
ビルメンの場合、配属現場によっては、業務負担の少ない環境になる事もある為、「バリスタFIRE(一般的に言うサイドFIRE)」の様な状態を作れることもあるかもしれません。
ある程度、他の業界で稼いできたり、不動産所得や遺産相続などでまとまった資産がある人が、ゆっくりビルメンをしていると言う隠れ富裕層も意外といたりするのは、ネット界隈の情報では見かける話だったりもします。
昔のビルメンの大先輩でも、マンション経営をしてたり、遺産相続などで株を大量に持っている様な人はおられましたが、やはり比較的給与水準の低いビルメン界隈でその様な話が出てしまうと、どうしても嫉妬っぽくなってしまったりするのは避けられない部分があります。
その場合も、宝くじが当たってもだれにも言わない方がいい。と言う話と同じかもしれませんが、変に嫉妬を受けることになってしまったり、その他、嫌な思いをする状況に陥りやすいのは言うまでもないですが、仮にビルメンに勤めながら必死に節約して苦労してコツコツ貯蓄したものだとしていても、「節約して頑張ったな~」などと、称賛される様な状況にはなりづらく、「カネ持ってるんやし奢ってやー」などとなるんじゃないかと想像してしまうのは、私の勝手な妄想ですが、気を付けるべきところかもしれませんw
そして、そんな心配は、資産を築いてからの話であることも悲しい現実ではありますw
ビルメンを本業としつつ、副業も頑張るパターン
もうここまでくると、どれだけ働いて、いくら収入があったら満足やねん。と言う話になってしまいますw
とは言え、本業以外の収入源を確保するというのは、実際重要な事になりますし、今の会社や現場、また今の立場が今後もずっと続くとは必ずしも保証されていないのは、考慮しておくべきなのも間違いありません。
会社の中では、必要な人材であり続ける事にチカラを注いでいく必要があるでしょうし、副業でそれなりに稼ごうとする場合にも、空き時間を費やしながら、相当な努力が必要になるかと思います。
実際に副業を目指して取り組んでいる、このブログに関してもまだまだ未熟で、収入と言えるものには育っていないのが現状で、費やす時間も努力もセンスもまだまだ足りていないと自覚しているところではあります。
まぁ基本的には、定年までビルメンを続けるパターンと重複している項目になっているので、そこまで内容はありませんが、副業にチャレンジしてく事も大切ですよね。と言う感じです(笑)
脱サラを目指すパターンにも被っているのは、きっと気のせい(^^;)
いつまで働き続けるのか
はい、私はずっと働き続けますよ。
特に、妻や子供と一緒の時間をもっと欲しいと思ったり、する事もありませんしね。
(注:妻や子供はおりません)
まぁ、最近、自分が50歳を目前に迎え、老後とその先を考えた場合に、それなりの資産を貯めたとして、自分がこの世から去る事になり、配偶者や子供が居ない場合に、法定相続人として、兄弟に相続の権利が発生する事を知り、「あれ、それでわいの人生ええんか。」と、ふと思い、急に子供が欲しくなったりする発作が出たりしていました(笑)
そもそも、子供を欲しいとして、出産可能な年齢の女性を今から新たに探して結婚を目指さないといけないと言う現実にぶち当たり、その希望は粉々に砕け散ってしまう訳ですが・・・( ゚Д゚)ムリー・・・そしていまさらの結婚願望w
若い人には言いたいですが、人生設計は大切ですよw
まぁ、そうだったとして、今のご時世、30歳そこそこで不安なく結婚できる人達がどれほど居るのかと言う話にはなってしまいますが、ビルメン界隈ではあまり見かけない状況であり、そもそもその界隈で20~30代がレアだというのも現実ではあります。
私自身、最終的には、若い女性を捕まえて小遣いをあげたりしながら、老後を過ごしていそうなイメージしか出来ないのが恐ろしい。
もちろん合法的な範囲でという話ですw
今どき、若い女性の配信者の配信を視聴しながら投げ銭をしたりするのも、珍しい話ではないですからね~(^^;)
どのみち、個人的には定年退職や早期リタイアどちらにせよ、仕事を辞めたと考えると、自堕落な生活を過ごしてしまうタイプだと自覚しており、健康寿命を延ばすためにも、仕事は必須と考えています。
いつまで生きられるかは誰もがわかりませんが、そのまま最後の時に人生最大資産を迎えるんだろうな。と予想していますし、FIRE界隈では有名な書籍の「DIE WITH ZERO」の様な、「ゼロで死ね」と言った生き方、いや死に方?wは、とても無理など感じています。
「お金の貯め方」に焦点を当てた書籍が多い中、「使い切り方」に焦点を当てた書籍で、「人生を費やして稼いだお金は人生を豊かにする為に大切に使おう。」という趣旨の内容だそうです。
「人はいつ死ぬかわからない。」と言う至極当たり前の事に、人生を豊かに暮らしていく為には、いま一度あらためて向き合う事も必要なのかもしれませんね。