ビルメン

ビルメンと年功序列と終身雇用

最近の日本では、年功序列や終身雇用を変えていこうという動きがあります。

あまり流行りに乗ることも無く、変化が苦手で昔ながらの方法で、淡々と業務をこなしているイメージがあるビルメン界隈ですが、その様な大きな環境の変化の中、どの様な影響があるかを、いちビルメンとして考えてみました。

年功序列の定義とは

『年功序列(ねんこうじょれつ)は、日本の企業や組織において、従業員の給与や昇進などの待遇を、勤続年数や年齢などの要素に基づいて決定する制度のことです。

具体的には、同じ職位についている従業員の中で、勤続年数が長い者や年齢が上の者に対して、より高い給与や地位を与えるという仕組みがあります。

この制度は、日本の伝統的な雇用慣行の一つであり、日本企業の文化や風土に根ざしています。かつては、企業における安定した雇用や終身雇用を支える要素として重視されてきました。しかし、近年ではグローバル化や技術革新の進展に伴い、能力主義や実績主義による評価や報酬体系への移行が進むなど、その重要性や機能が見直されつつあります。』

と、チャットGTPさんはおっしゃっていますw

ビルメンにおける年功序列

基本的には、ビルメン界隈においても、年功序列を原則としている企業が多いかと思います。

ただ、ビルメンの特徴として、中途採用者が大部分を占めている為、そもそも年功序列と終身雇用という形には当てはまらないのかもしれません。

私などは、高校卒業後に新卒として今のビルメン会社に就職している為、入社から数年もすれば、中途採用のおじさんに業務を教える事が普通になっていましたし、基本的には年功序列で年齢を重ねているからと給与面で優遇されることはあまりなかったはずです。

それで言えば、取得している資格は評価対象になっていた為、より能力主義であったとも言えるかもしれません。

良いところ

「勤続年数」に応じた給与待遇は、当然と言うべきところかと思います。

まぁビルメンの現状として、勤続年数を重ねていっても、定期昇給が十分に機能していなかったりもするので、そもそも年功序列が崩壊しとるやないかw

はなから一般的な企業の形と比べるのが間違っているとも言えなくない気がしてきたりもしますw

これに関しては、私の周りはそんな状況と言うだけで、普通に毎年定期昇給しているビルメンがあるなら、それはそれで大変結構なことかと思いますし、それが本来あるべき形でしょう。

待遇以外にも、勤続年数が長くなれば、責任も伴ってより上の立場になるのは当然の事で、確かに個人の能力の差はあれど、業務経験の積み重ねは重要な要素かと思います。

結果的に、それが給与待遇に反映されるとも言えるでしょう。

悪いところ

最近でこそ、若い現場主任が活躍するなどの姿を見る様になりましたが、20年も前となると、能力のあるなしに関わらず、ある程度の年齢を重ねていないと責任者として任せられないと、などと言った考えが主流でした。

その一因として、若すぎる責任者は、オーナーとの打ち合わせや折衝の際のネックになると意見があり、それも十分理解はできますが、現場に10年以上勤めている係員がおり、現場の状況を把握している者がいるにも関わらず、それに変えて50代の新規採用したビルメン未経験者を責任者に据えようとしているという、非常に不可解な人事があったことを思い出します。

この場合、勤務年数が長い訳でもなく、相応の年齢が必要とされていたと言うだけで、年功序列でもないので、年功序列の弊害というよりは、また別の問題かもしれませんが、逆に自分が相応の歳になってきて、その様な理不尽な形にはならない様に、十分注意しないといけないと、反面教師として肝に銘じていきたいところです。

ビルメンは成果主義だった!?

資格手当が整っているという意味で言えば、ビルメンは成果主義なのかもしれません。

ビル管や電験に選任されれば、それに応じた手当も支給されるでしょうし、その場合、当然本人の給与に直ちに反映されることが、通常かと思います。

ただ、それ以上の評価は、ビルメンの現場勤務の場合、見込めないのが大半なのではないでしょうか。

現場責任者が現場係員の毎年の評価を実施してるビルメン会社があるのかは知りませんが、少なくても私の会社では一切ありませんし、そこまで評価で賞与が変わったりする事もありません。

そもそも賞与が一般企業並みにありません(笑)

また、一般企業で言うところの、生産効率を改善したり、会社の利益に貢献する規模の業務改善なども、ビルメンという業務体系的に難しく、なるべく維持して変化なくと言った意識になってしまうのは、会社の利益に貢献しにくい考え方かもしれません。

そういう意味では、会社の社長や上司などからは、「日々の業務をお疲れ様です。」などと言った声を掛けて貰いながら、売り上げもあまり気にすることなく日々の業務をこなしているだけで、十分だと思ってしまうのは安易で、一般的にいう成果主義とは程遠いのかもしれません。

無駄な人材コスト抑制

ただ、成果主義と言えば聞こえは良いものの、実際のところはできる人材の優遇であると同時に、できない人材の不遇であると言えます。

年功序列によって、勤務年数のみをひたすらに積み重ねていった、一部の仕事をしない社員への対抗策とも言えるでしょう。

既に勤務年数を重ねている高給取りの窓際社員については、リストラを行うなどするしかないかもしれませんが、成果主義を取り入れることで、今後の同様の失敗は防げるのかもしれません。

ビルメン界隈でも、無い話ではありませんが、そこまで昇給しないので、その分、あまりあつれきは生まない様なきもします(笑)

まぁ人の給与までは把握できないので、実際のところはわかりませんけどねw

時代の流れにどう対応するか

そもそも、年功序列や終身雇用を変えていこうとする流れの中心に、日本政府が働き方改革の推進があります。

労働時間の短縮や柔軟な働き方の促進し、より多様な人材を有効に活用する動きと言えるでしょう。

もちろん個人のメリットとしてもワークライフバランスを重視して、一度の人生を自分の為に生きて行こうとする考え方と一致する部分もあるかと思います。

ビルメンで働こうとする人は、基本的にバリバリ働いて稼ぐって方は少数派でしょうし、どちらかとプライベート重視が多数派かと思います。

あるいは、今時は副業で二刀流と言った人も多いかもしれませんね。

まぁ年功序列や終身雇用と言った日本の雇用システムの流れが変わったりし様が何だろうが、結局、自分の人生の責任を取るのは自分で、自分の生き方が結局未来で自分に戻ってくる訳ですし、今ある状況の中で、自分がどうするか次第という結論にはなります。

ビルメンの終身雇用

基本的に、比較的年齢が高くても、募集と採用があるビルメンであれば、終身雇用という枠の中には入るのかと思います。

ただ、十分な給与が貰えて、安定的な雇用を維持されるかと言えば、大いに疑問があります。

いわゆる昔の、終身雇用というのは、大企業にはいれば安泰だという場合の話の様な気がします。

それは今更、無理なので、出来る範囲でやりましょう。(笑)

ビルメンなら、よほど問題行動などをおこさない限りは、普通に定年まで勤務する事は可能かと思います。

通常、ビルメンの定年は65歳の場合が多いイメージですが、それ以降も高齢者の再雇用には対応している場合が多いかと思います。

ただ、この場合に、同じ仕事をする雇用契約だとしていても、給与だけ下がるなどの状況も多い様で、その点には注意が必要です。

いまビルメンをしている人からすると、65歳を過ぎて働きたくないと感じる方も多いかと思いますが、周りを見ていると雇用延長を望む声が多く、一生働き続ける必要があるのだと、現実を感じたりしてしまいます。(u_u)

まぁ私の周りでは、定年後に再雇用で働いている方でも、そこまで悲壮感を出しながら仕事をしている方は少なく、私なんかよりよっぽど元気で休みはゴルフをしているなど、見習わないといけない程です。

あとがき

普段、縁のない社会問題系の話を調べながら、ビルメンの現状と絡めながら書いた為、非常にまとまりのない記事となってしまいました。(^^;)

そんな中でも、この部分はもっと調べたいなと感じることができたり、ビルメンは年功序列や終身雇用と言ったカテゴリーでなく、ビルメンなんだなーと思ったりで(意味不明w)、考えるきっかけにはなったかと思います。

ライティングスキル不足で、記事を覗いて頂いた方の役に立っているかは大いに疑問ですが、ビルメン経験と共により洗練して行ければと思っております。

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