ビルメン

Z世代とビルメン

歳を取っても働ける職種として、ビルメンの名前が上がる事も多い事からもわかる通り、現場で活躍している係員も比較的年齢が高い事が多いのではないでしょうか。

とは言え、ビルメン会社としても長い年月働いてくれる若い人材を求める動きがあるのはもちろん、現場としても、あと10年したら定年の年齢と言った年齢の未経験者に、一から業務を教えるよりは、体力のある若い人材に将来を見越した教育を行う方が、当然教え甲斐もあると言うものです。

最近の採用環境

少し前までは、ビルメン現場の採用募集をかけたとしても、40~50代のビルメン未経験者と言った応募が大半で、30代の応募は比較的少数と言った状況が多かったと聞きます。

当然、他の会社も若い人材を希望しており、引く手あまたの中、条件面の比較になり、採用面接ののちに採用通知を出しても、ほぼ相手から辞退されるなんて話も耳にしました。

それに関しては、

「私の所属する会社の条件が良くないのでは?」

「若い人材が必要なら、それ相応の報酬を用意するべきだ。」

などの意見が上がりそうで、

「それは会社が決める事」

と言えばそれまでですが、確かに十分に昇給していない先輩係員が、昨今の採用人件費高騰に伴う新規採用者の初任給より低くかったなんて話が出てくるところは、問題有り以外の何ものでもないかもしれません。

そんな中、最近、私の周りの現場では、20代や30代の比較的若い世代が新規採用され、現場に配属され、現場研修を行っている様な状況がみられます。

会社としても何年振りの20代の採用かと思うくらいの状況で、目に見えて歓迎ムードと言ったほどの盛り上がりを見せている訳ではありませんが、事務所の担当者は内心大いに期待をしているところかと思います。

いわゆるZ世代

「おー、ビルメン現場にもZ世代が入ってくる時代か~。」

などと感じつつも、

「『Z世代』ってあらためてどういう定義なんだ?」

と、疑問に思うところがありました。

何となくのイメージとしては、

・スマホが物心つく頃から身近にあり、ググれば何でも知れる環境で育ってきた世代。

・効率を重視し、上司であろうと遠慮はなしに、意見を言う。

と言ったところでしょうか。

 

ネットの情報によると、

「コスパ、タイパ重視」

「情報過多の中で、様々な情報に触れる機会が多い為、多様性に寛容。」

などと言った傾向もある様です。

 

学生時代はゲームなどで時間を浪費しまくっていた私などからしたら、未だに人生の時間なんて無限にあると思っている節もあり、タイムパフォーマンスなんて皆無な人生の様に感じてしまいますw

まぁ個人によっても、生き方はそれぞれでしょうし、世代としてそういった傾向にある、といったところでしょうか。

ビルメンへの適正

Z世代のビルメン業務への適正と言いだしたら、それはもう人それぞれで、と言ってしまえば、元も子もありませんがw

そもそも、比較的就職先に自由がある若い時期に、ビルメン会社を選ぶ時点で、割と前へ出ていく様な正確ではない事が多いですし、それが悪いという事もなく、目立たないながらもコツコツ着実に業務を行えればよくて、向き不向きでそういった傾向にあるのは確かかと思います。

基本、ビルメンの係員自体に陰キャ割合が多いのは、実際のところでしょうし、最低限人との会話を行えれば、そこまで業務に支障がある事もないのではないでしょうか。

まぁ私も、ぼっち陰キャビルメンだか、ぼっちコミュ障ビルメンだかを自称しているところなので、最低限の会話も出来ていないんじゃ説はありながらも、30年というそれなりの年数と周りの協力もありながら、何とか形になっているだけという話もあるくらいですw

そうなると、Z世代がどうこうと言った話でもありませんが、現場によっては対人業務が多い状況もあったりするのが、ビルメンの難しいところでもあったりしますが、現場毎や営業所ごと、職種ごとで環境が大きく変わるのは、働いていれば往々にして直面するところかもしれません。

プロビルメン

ビルメン自体が、プロの仕事であるはずですが、現場で働く身として、少しそう言い切れない雰囲気があるのを感じてしまいます。

資格を持たない未経験者を採用し、配属以降も資格取得も目指さないなどと言った係員が少なからずいる場合、そう思わずにはいられず、その人材教育も十分に行えていない現場の現実がある様に感じます。

その役割を、Z世代に押し付ける、と言ったわけではありませんが、ビルメンという仕事を選んだのであれば、知識と経験を積み、プロビルメンと言えるスキルを取得して、ビルメンにしては稼いでる方という高みを目指して欲しいものです(笑)

 

そんな中、昨今の世の中の状況が自由に転職を行える環境を謳っているのを聞いていると、

「それは労働者的にいい事?」

「経営者的に都合のいい事?」

などと、疑問が湧いたりしますが、ビルメンとして十分なスキルや資格を取得していた場合は、ビルメンからの選択肢も多くなり、個人としても負けない人生を十分歩めるのではないでしょうか。

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