ビルメン

ビルメンを続ける理由

私の身近なところでは、相変わらずビルメン係員の人材不足が続いています。

以前にも、「ビルメンはいつも転職を企んでいる」と言った記事を書いたこともありますが、現場責任者が退職を希望していたとの話を小耳に挟み、相変わらず離職率が高い状況は変わっていないのか。と感じたりしていました。

いちビルメンのチカラでどうにかできる様な話でもないかもしれませんが、何とか打開策が無いかと思いを馳せるのでした。

転職するにはいい状況

これほど求職者側に有利な環境の中であれば、電験三種などを既に取得している人などは、より待遇のいい会社を求めて、転職活動を行うのは当然と言えば、当然です。

逆に、「このままでいいか。」と行動できずに安定を取ってしまえば、絶好のチャンスを失いかねない状況とも言えるかもしれません。

もっとも、ビルメンに就いているからと言って、全ての人が待遇について不満をもっており、今の状況に不満を持ちながら仕事をしているかと言えば、そうではないでしょうし、納得できる待遇で働いているからこそ、長く働き続けていると言った方もおられるでしょう。

一方、ビルメンはまだ未経験の方はもちろん、今はビルメンに勤務していても、現場に配属されたがどうも合わないと感じている人や、上司がちょっと・・・、と感じている人にとっても、ビルメン他社に転職という選択肢が残されており、その選択肢の幅が広いと言う状況は好ましい事かと思います。

より良い人材が、ビルメンで働き続けて欲しい

基本的には、より良い人材が、ビルメン業界に留まり、質のいい仕事を日々行う事で、ビルメンと言う仕事の付加価値が高まり、それに伴い今以上にその対価が高まる事が、望ましいとは考えています。

さらに言えば、それに加え、個人がそれぞれに、納得できる勤務環境で、納得できる報酬を得ながら、暮らしていける事が重要で、理想的である事は間違いないでしょう。

しかし、一般的な話ですが、現実的にはビルメンで十分な報酬を支給している会社は、系列系と言われる大企業の系列会社が中心で、更にそこの中でも環境が良い現場となるとその一部だけだと言われています。

その様に、条件も良く、居心地もいい現場となると、むやみに転職を考える人も少なくなり、その現場配属の枠が空くチャンスも少ないのは、想像するに難くありません。

配属現場に環境が左右される事も多い

先程、配属現場の環境が良いと表現しましたが、人によって当たり外れの基準が違ったりする為、当たり外れと言うよりは、相性の良し悪しとも言えるかもしれませんが、人それぞれに合う現場と合わない現場があるのも当然です。

更に人同士の相性や、好き嫌いもどうしても出てきてしまう事も多々ある為、実際に現場に配属されて1,2ヵ月勤務をしてみないと、わからない部分もありますし、逆に違和感を感じると直ちに声を上げて、早々に退職していく人が多いのも実際です。

そう言うと、今の会社がブラックビルメンで、現場の状況も最悪だったり、新規採用の募集内容が嘘ばかりとのイメージを持たれてしまうかと思いますが、決してそんな事はないはずですっ。( ゚Д゚)

って、必死に否定すると余計に怪しくなったりしますがw

有給もうちの現場では、基本的には全て消化していますし・・・。

うちの現場だけ? んで、基本的ってなにw

ま、そもそもの公休数が少なかったりしなくはないですが(笑)

ボロが出るので、この辺で辞めておきましょうw

と、現場毎にも、色々状況は違うので、当たり外れがありますよー。と言う話ですw

ビルメン向きな資質

一般的なビルメンと言えば、ビルや工場、商業施設やホテル、医療施設や官公庁舎などの、様々な建築物の設備管理を行います。

その業務内容は、基本的には裏方の業務を行う事が主な仕事となり、人前に出る事はそれなりの頻度であったりしますし、昔ほど身なりが汚れていても問題ない。などと言った事はなくなりつつあります。

しかしながら、決して目立ったりする様な状況は少なく、やはり勤務している人の性格も、目立つような事は苦手で好まない人が多い様に思います。

中には、目立つのが好きな人なども居り、必ずしもその性格と業務内容が一致する訳でもありませんが、業務内容的にもフィルター交換を黙々と行ったり、建物を利用する時間に合わせて空調機を運転したりと、地味な仕事が多くを占めているかと思います。

まぁ、労働者の仕事全般において、その内容は地味なものが大半で、それを粛々とこなしてこそ安定した一定の給与を得る事が出来る。とも言えるかもしれません。

そもそも、一発当てたい人が、ビルメンの仕事を探さないと思いますし、40,50代になれば就職の選択肢も狭まり、その中の一つとして消去法で、自分にはビルメンがマシかなと言った気持ちで、ビルメンに応募してくる人が多いだけ。とも言えるかもしれません。

また、在籍している人の中では、年齢的にもビルメンの主要な年代と言えるかと思いますし、ある程度、現状が安定しており、不満がなければそこまで積極的に転職して収入アップを目指そうとする意欲も減っているが故に、変わらず勤務していると言った側面もあるかもしれません。

自由に生きている人も多い

最近、私の周りでは、ビルメンに勤めながらも、結婚して子供を授かり、人並みの生活を送っている姿をよく見かけます。

個人的な先入観として、「ビルメンみたいな低収入では、幸せな家庭を築ける訳がない。」と、ぼっちをこじらせて思っていた部分があった為、少し若い世代が何だかんだで、少し普通の人生を歩んでいる姿を見ると、微笑ましく思えたりもします。

しかし、今の時代、子育て世帯であっても、共働きをしながらの子育てを選択する場合が多く、またその選択肢をせざるを得ない状況であったりと、大変な思いをしながら生活だろうと思ったりもしてしまいます。

また、可処分所得が年々目減りする一方で、会社としては、ダブルワークを容認したりと、副業を行いながら収入を増やすなどの選択肢は広がる中、本来はそこまでしなくても、それなりの収入を得られれば苦労しないで済むのにと、良くも悪くも時代の変化を感じます。

いずれにせよ、自分の人生を豊かに暮らそうとする事は、当然の生き方だと思いますし、自分の人生の責任は自分が持つ。と言う、当たり前の行動なのかもしれません。

そんな姿を見ていると、自分自身が50歳を目前にして、隠居生活の様な生活を送っている事から、人生もっと楽しまないといけないな。と、思い知らされたりするのでした。

 

まさに、「今日が一番若い日」と言った言葉が、身に染みるところです。

 

えっと、「ビルメンを続ける理由」は、関係ない?(^^;)

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